madaotaro’s blog

初老からでも出来ることは沢山ある!勝負はこれからだ・・・

貴女との素敵な出会いは突然訪れ、そして悲しく終わる恋心

いつも見て頂き、ありがとうございます♪ マダオです。
 
 
貴女との素敵な出会いは突然訪れ、そして悲しく終わる恋心・・・
 
一人の女性の愛した恋の話。
 
今思えば、それは10年前・・・ 滅多に行かない会社のお食事会で、そこに素敵な女性がいたのです
 
その素敵な女性「まきさん」とは会社ではたまに見かけるくらいでした
 
最初はお互いが気を使いあって、どことなくぎこちなかった
 
そうして話がだんだん進むにつれて、年も近いせいかお互いに 自分のことを話すようになったのです
 
そして食事会も終わり、帰る間際に、お互いの電話番号を交換し その日は帰宅
 
次の日、早速「まきさん」からお礼のメールを頂いた時 何か胸の中があつくなったのを今でも覚えてる
 
【何だろう?】
 
その時まだ自分の胸の内がわからなかった 一通のメール、そして【昨日はありがとう♪】
 
たったこれだけの内容だけなのに、なぜか胸がおどってしまった
 
自分も短文のメールでしたが、すぐに返信!
 
それからは、ほぼ毎日のようにメールをするようになり そのうち電話でもよくしゃべり始めたのですが
 
話が切れないくらいの「マシンガントーーク」
 
ある意味すご!
 
頭の回転が速いせいか、話題がどんどん出てくる(゚Д゚;)
 
そして色んな話をしてるうちに、だんだん「まきさん」のことが もっと知りたくなっていく自分
 
あれ?
 
恋をしてるのかな?
 
「まきさん」は、自分にない所を一杯持っていたせいか どんどん心が引かれていった
 
社交的で、語学力もあり、とにかく賢い
 
たまに言葉が過ぎるみたいだが、自分からしてみたら それも愛くるしいのかも♪
 
そんこともあり、初めて話をしてから半年の月日が流れ・・・
 
ある日突然「一本の電話が鳴り響く」
 
「はい」と出てみると、それは「まきさん」からだった
 
「どうしたの?」と聞くと 「別に用はない」!
 
頭の中が??で一杯 まぁ~いいか(^^♪
 
とにかく「まきさん」と話が出来るだけで嬉しかった(≧◇≦)
 
それからとゆうもの、たまにゴルフに行ったり たまに呑みに行ったりと
 
何をするにも 楽しい日々が続いたのですが
 
最後の食事に行ってから二週間・・・
 
突然「まきさん」から一本の電話
 
心を踊らせながら「ハイ!もしもし!」
 
「まきさん」の声のトーンが低かった
 
「どうしたの?」と聞いてもあまり答えてくれない
 
どうしたもんかと考え、夜も遅いが勇気を振り絞って 「今から会えるかい?」と聞いたら
 
か細い声で「うん」
 
その声を聞いたときに何か胸騒ぎをしたので 急いで[まきさん」の家に行き
 
あまり元気がない「まきさん」
 
刺激を与えないように事情を聞いてみた
 
なぜか「答えない」 沈黙が続く中「まきさん」から「私、すい臓がんみたい!」
 
「突然のカミングアウト!」
 
頭の中がわけわからなくなった
 
自分がテンパってはダメだと言い聞かせ まずは落ち着いて聞いてみてはいるが
 
たぶん、顔は冷静な感じだと思うが、心はやばかった
 
けど、正直一番辛いのは「まきさん」だよ
 
泣きまくる彼女に対して、俺は泣かなかった
 
俺まで泣いたら、がんに負けた気がしたから・・・
 
話を全部聞き、次病院行くときは、朝一で病院に行くことを約束し その日は帰った
 
一緒にいてあげたかったが、実家暮らしもあり親御さん も心配していたんだ
 
そして、家に帰った俺は、多分人生であんなに泣いたのは 初めてってくらい泣いた
 
気を失ったのかわからないが、何時間か記憶がない
 
そんなことより「まきさん」が心配で仕方がなかった
 
色々考えていたら、もう朝になっていた 朝になり時間も見ず、何も考えずに車を走らせていた
 
仕事も休み、クビになってもいいから出来るだけ一緒にいたかった
 
しばらくして 病院から連絡入ったみたいなので、数日後迎えに行く約束をした
 
病院当日!
 
約束の時間よりだいぶ早くに着きすぎたせいか 、 ご近所から「不審者」の目で見られ
 
てたけど あまり気にならなった
 
そして「まきさん」も約束時間より早く現れ さすがに昨日はあまり寝れなかったみたい
 
病院が始まるまで時間がかなりあったのだが 近くに海があるので車を出してそこで時間をつぶした
 
「二人とも沈黙続く」
 
なんて声をかけたらいいのかわからない自分が情けない
 
そんな時「まきさん」が、前に一緒に遊んだことや 電話で話をしたことを、【楽しかったよ♪】
 
と言ってくれた
 
それまで抑えてた感情が止まらずに、「まきさん」の前で 号泣してしまった
 
自分が何もできない「悔しさ」 気の利いたことも言ってやれない「情けなさ」
 
そして自分に対して「怒り」
 
少し落ち着いたとき ふと「まきさん」を見ると、少し震えてるように見えた
 
「ごめん」と言いながら、抱きしめることしかできなかった 自分
 
今まで手すら握ってもいないのに、このタイミングって・・
(これは今思い返したら・・)
 
あの時は多分、無意識にしてた思う
 
なにより「まきさん」を守り気持ちで頭がいっぱいだった
 
抱きしめてる俺の胸元で「まきさんが言った言葉が・・私怖い」
 
「私怖い」 「言葉が重すぎる・・ 」
 
今でもはっきり覚えてる!
 
さすがにキツかったが「一緒に怖がってはダメだと!」 自分に言い聞かせ、病院の時間ギリギリまで抱
 
きしめた
 
「まきさん」の重い足取りを軽くしようと 自分なりに楽しい話をして二人で病院に向かった
 
そして担当医と「まきさん、と自分(婚約者)として」 (その時まだ付き合ったもいないのに)
 
担当医から出た言葉が【末期がん】持って半年
 
その瞬間、絶望感が襲ってきたが、なぜか怒りの矛先が 担当医に行ってしまった
 
悪いの誰のせいでもないのに・・
 
直ぐに「担当医」と「まきさん」に誤り 何とかならないのか?と聞いても手がないと・・
 
逆に俺が出来ることはと聞いたら 【そばにいてあげてください】
 
全身の力が抜ける感じがしました
 
それから闘病生活が始まり、一か月も過ぎたころ こんなタイミングで言うのもどうかと思ったのですが
 
初めて【大好きです・・】と「まきさん」に打ち明けました
 
そしたら「まきさん」も【私も】って言ってくれた(´;ω;`)
 
そこから付き合い始めた二人
 
 
それから約半年後・・・
 
 
 
看病の甲斐もなく 息を引き取りました。
 
まだ35歳とゆう短い人生でしたが、最後の顔が 笑顔に見えたのは自分だけだったのな?
 
【一生忘れない】
 
【素敵な思い出をありがとう】
 
【ゆっくり休んでください】
 
【また会おうね】
 
じゃあね

 

最後まで読んで頂きありがとうございました 。